2018年2月12日月曜日

2018年1月28日

2018年1月28日 降誕節第5主日礼拝説教要旨
  「ペトロ イエスの足跡」 山下 毅伝道師
  ルカによる福音書 5:1~11節
 内村鑑三の門下生には、商売人の方が多くいました。その商売人に対して「まず神の国と、神の義を求めよ」そして、神のために商売せよ、と述べています。
 イエスも現実の生活に関心を持たれていました。ルカ5:1―11には、ペトロはガリラヤ湖でまる一昼夜漁をしていたけれども、何も捕れなかったという物語があります。失望に落ち込んでいるペトロの「空の船」にイエスが乗り込んで来られます。イエスの指示に従って、網を下したところ、多くの魚が網にかかりました。この出来事は、漁の経験豊かなペトロにとって、驚きでした。イエスがペトロとともに漁師として働いて下さり、ペトロの「空の船」を満たして下さるのです。ペトロの「空の船」は、私達に、意味深長な教訓を与えてくれます。ですから、私達は、人生を歩む道で、「空の船」になる場面がありますが、絶望してはならないのです。悲しく苦しい時、まさに父なる神が私達を、訪ねて下さる良いチャンスなのです。多くの人は、この世の中で、肉の欲とこの世の誇りに従って世俗に酔って、人間の知恵と手段と方法で、何のために生きるのか知らずにいきています。
マタイ6:33には、「何よりもまず、神の国と神の義を求めなさい。」これは私達に人生の真の目的を教えてくれる言葉です。主を信じる私達は人生を生きて行く目的を、この世の経済や名誉を高めることに置かないで、神の国とその義とを求めることに置くとき、父なる神の恵みの中を進んで行くとき、世の中に生じて来るすべての必要な問題は父なる神が解決して下さることを体験します。主はいつも教会の中だけにおられ、「霊魂」の問題だけを解決されるのではありません。イエスは御言葉を伝えられた後、ペトロと事業に参加されました。イエスは私達と共に、職場に、家庭に、事業場に訪れて現実の問題を解決して下さるのです。

0 件のコメント:

コメントを投稿