2026年3月7日土曜日

2026年3月1日

 2026年3月1日 受難節第2主日礼拝説教要旨

「凛としてあきらめない」 小笠原純牧師

  マルコによる福音書 3:20-27節

 イスラエルとアメリカがイランへの攻撃を始め、世界は混とんとしてきました。2026年1月3日にアメリカがベネズエラに対して軍事行動を起こして、ベネズエラのニコラス・マドゥロ大統領を拘束し、アメリカへ連行するということが起こりました。人は「この人がいなくなれば、世界が良くなるのではないか」「この人がいなくなれば、この戦争は終わるのではないか」というようなことを考えたりするようなときがあります。わたしは頭のなかでそのようなことを考えていたのですが、しかしアメリカのトランプ大統領は実際にそのことを行いました。わたしが頭のなかで考えていた手法が、実際に行なわれたのをみたときに、なんともいやな気持ちがしました。

 不法な手段によって物事を解決するというのは、やはりよくないことです。そうしたことを許せば、世界中でそうしたことが行なわれるようになり、どんどんと世界は混乱していきます。ですから「取り除いてください」ではなく、「わたしも悔い改めて良き人になりますから、○○大統領が心から悔い改めて、良き人となりますように」と祈りたいと思いました。

 私たちクリスチャンは神さまの前に良き生き方を求めて歩んでいきたいと思います。律法学者たちは、自分にとって都合の悪い人は、「悪い奴」と決めつけます。そして「あの男は悪霊に取りつかれている」「あの男はベルゼブルに取りつかれている」と言います。イエスさまは律法学者たちからそのように言われました。またイエスさまは「あの男は気が変になっている」というようなことも言われました。

 私たちもまた自分とって都合の悪い人を、あしざまに言ってみたり、また話すことさえできないというような思いになったりします。しかしだれしも、神さまにとって大切な一人であることを思い出したいと思います。落ち着いて、人を信じるという気持ちをもちたいと思います。

 悪霊の力はなかなか強いですし、人は誘惑に陥りやすいものです。しかしそうした世の中にあっても、私たちは聖霊の力を信じて、神さまの愛に立ち返る生き方をしたいと思います。だれもが神さまからの愛を受けて生きているかけがえのない一人です。互いに尊敬しあい、互いに助けあい、互いに祈りあう。聖霊は私たちを導いてくださり、私たちを良き人へと立ち返らせてくださいます。

 「凛としてあきらめない」。そうした私たちの歩みでありたいと思います。神さまの義と平和にみちた世界が来ることを信じて歩んでいきたいと思います。