2020年4月18日土曜日

2020年4月12日

2020年4月12日 主日礼拝説教要旨
  「永遠の命を生きる」 小笠原純牧師
    マタイによる福音書28章1-10節

 イースターおめでとうございます。主イエス・キリストの復活を、こころからお祝いいたします。
 歌人の林あまりさんは『わたしにとって「復活」とは』(日本キリスト教団出版局)という本の中で、つぎのような復活についての短歌を詠んでおられます。 「おはよう」と のんびり明るい声がする 道の向こうで待っているひと
 なんだろう このいい香り 先生のほほえみのたびに、まばたきのたびに  もう死など死ではなくなり いつだってあなたはわたしと共におられる  復活のイエスさまに出合い、私たちはすべての恐れから解き放たれて、私たちはイエスさまと共におられる幸いをこころから感じられることができます。「私たちには希望が与えられている」。世の中にはいろいろな不安や恐れが満ちあふれているけれども、私たちには復活されたイエスさまが共にいてくださり、私たちには永遠の命の希望が与えられている。イースターは私たちにとって、私たちの根底を支える希望の出来事です。
 それぞれの福音書において記されているイエスさまの復活の出来事は、若干の違いがありますし、またそれぞれに味わいがあります。復活については聖書にいろいろと書かれてありますから、いろいろと言うことができるわけです。これはどうだろう。あれはどうだろう。このことはどう説明すればいいだろう。このことについて聖書はどのように書いてあるだろうか。このことは信じられるか、あのことは信じられるか。取り上げると、いろいろと言うことはたくさんあります。ただそうしたものは次第に消え去っていきます。そして本質的な問いが、私たちの前に立ち上がってくるのです。【「わたしは復活であり、命である。わたしを信じる者は、死んでも生きる。生きていてわたしを信じる者はだれも、決して死ぬことはない。このことを信じるか。」】。  私たちはみなこの世において死を迎えます。しかしイエス・キリストは復活であり、命です。私たちはイエス・キリストを信じることによって、私たちはイエス・キリストに連なることによって、永遠の命を生きるのです。イエスさまは「わたしを信じる者は、死んでも生きる」と言われました。私たちはみな永遠なるものへと招かれています。  イースター、よみがえられたイエスさまと共に、こころ平安に歩みましょう。イエスさまは私たちのすべての恐れを取り除いてくださり、私たちに希望を与えてくださいます。


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