2020年5月31日 聖霊降臨節第1主日礼拝説教要旨
「私たちをつないでくださる聖霊」 小笠原純牧師
ヨハネによる福音書 14:15-27節
ペンテコステ、おめでとうございます。弟子たちが聖霊にみたされて、神さまのこと、イエスさまのことを宣べ伝え始め、教会がたてられるようになります。ですからペンテコステは教会の誕生日と言われます。私たちクリスチャンは聖霊に導かれて、聖霊の御守りのうちに歩んでいます。聖霊が私たちをつないでくださり、私たちの交わりを聖なるものとしてくださっています。
「わたしが父の内におり、あなたがたがわたしの内におり、わたしもあなたがたの内にいることが、あなたがたに分かる」。そのようにイエスさまから言われると、とてもうれしいし、イエスさまが言われるようなことだったら、とってもいいよなあと思えます。でも一方で、自分のことはよく知っているわけで、そんなりっぱな人間でもないわたしが、そんな大きな恵みのうちに入れられていて良いのだろうかと思います。そんなに世の人と違うようにも思えないわたしなのに。
そのような心配をする私たちに、イエスさまは「わたしを愛する人は、わたしの言葉を守る」と言われました。あなたは曲がりになりにも、わたしの言葉を守ろうとして生きているではないか。
私たちは心の弱い者ですから、イエスさまの御言葉を聞きながらも、すこしすると忘れてしまって、自分勝手な思いで生きていたりします。しかしそんな私たちにイエスさまは「大丈夫、あなたたちに聖霊が働くから」と言われます。【聖霊が、あなたがたにすべてのことを教え、わたしが話したことをことごとく思い起こさせてくださる】。あなたたちは聖霊によって、また思い直して、わたしの言葉を守って生きる力が与えられる。安心して歩みなさい。聖霊の導きによって、平和が与えられ、平安な気持ちになって、あなたたちは恐れず、歩んでいくことができる。
「心を騒がせるな。おびえるな」と、イエスさまは言われます。弱い私たちですけれども、聖霊の力を信じて歩んでいきましょう。
0 件のコメント:
コメントを投稿