2020年8月5日水曜日

2020年8月2日

2020年8月2日 聖霊降臨節第10主日礼拝説教要旨
   「平和の君と共に」 小笠原純牧師
    ヨハネによる福音書 6:22-27節
 八月に入りました。8月6日に広島の原爆記念日、8月9日に長崎の原爆記念日を迎えます。八月、私たちの国ではこのとき、平和について考えるときとなっています。1945年8月15日に、私たちの国はアジア・太平洋戦争で敗戦国となりました。それからことしで75年となります。
 最近、手にした本で、庭田杏珠・渡邉英徳(「記憶の解凍」プロジェクト)『AIとカラー化した写真でよみがえる 戦前・戦争』(光文社文庫)というのがあります。白黒の写真を加工して、戦争の時代の写真をカラーの写真にしていくというものです。カラー化されるとその写真は、とても身近な出来事のような感じがしてきます。この本の庭田杏珠は、広島女学院の出身の方だそうです。若い世代の人たちの平和についてのたゆまぬ努力があることを知るときに、私たちもまたクリスチャンとして神さまの平和を求めて歩みたいと思いました。
 イエスさまは「朽ちる食べ物のためではなく、・・・、永遠の命に至る食べ物のために働きなさい」と言われました。パンは食べたら、なくなってしまう。食べることにだけに一生懸命になってしまったのでは、やはりだめだろう。あなたたちには神さまから託された、もっと大切なことがあるはずだ。神さまはあなたたちに、永遠の命を用意してくださっている。あなたたちは、この世のパンだけでなく、永遠の命にいたる歩みを大切にしてほしい。互いにわかちあい、自分のためだけでなく、隣人のことをこころにとめて生きていく。神さまが喜ばれる生き方をしてほしい。
 パンやお金のことばかりに心を向けていると、大切なことを見失ってしまうと、イエスさまは言われます。パンやお金のことばかりに心を向けていると、命のことを忘れてしまうと、イエスさまは言われます。
 私たちの主イエス・キリストは、私たちの命の源であり、私たちに永遠の命を与えてくださる方です。朽ちるものを求める生き方ではなく、神さまが喜ばれる歩みでありたいと思います。私たちの中にある良き思いを大切にして、平和の君である、イエス・キリストと共に歩んでいきましょう。

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