2023年1月6日金曜日

2023年1月1日

 2023年1月1日 降誕節第2主日礼拝説教要旨

 「新しい年。神の恵みに包まれて」 小笠原純牧師

  ルカによる福音書 2:21ー40節

 クリスマスに救い主イエス・キリストをお迎えし、そして2022年を終え、2023年を迎えました。新しい年も皆様のうえに、神さまの恵みと平安とが豊かにありますようにとお祈りしています。

 童謡の「クラリネットをこわしちゃった」は、もともとフランスの童謡で、「オーパキャマラド パッキャマラド パオパオ パパパ。オーパキャマラド パッキャマラド パオパオパ」というのは、フランス語です。『オ・パッキャマラード』は、「行進せよ、同志!」(Au pas camarade )。「一歩、一歩だよ。友よ」というような感じの意味になります。

 「クラリネットをこわしちゃった」の子どものように、なにかうまくいかないと、あわてふためいて、「こわしちゃった。どうしよう。どうしよう」と不安になることが、私たちにもあります。神さまからおこられる。イエスさまから怒られると慌てふためくことがあります。イエスさまは私たちを「オーパキャマラド パッキャマラド パオパオ パパパ。オーパキャマラド パッキャマラド パオパオパ」と励ましておられると思います。新しい一年も、一歩一歩、イエスさまと一緒に歩んでいきたいと思います。

 シメオンはイエスさまを腕に抱いて、神さまを讃えました。ついに自分は救い主・メシアに会うことができたと確信したのでした。いままでずっと待ち望んでいたけれども、ついに救い主に会うことができた。その喜びにあふれて、シメオンは神さまをほめたえたのでした。アンナもまたシメオンと同じように、マリアさん、ヨセフさん、イエスさまに出会い、神さまを讃美しました。そして救い主がこの世に来られたことを人々に伝えました。

 1月1日は、イエスさまが初めて、エルサレムの神殿に連れてこられた日です。そしてずっと救い主を待ち望んでいたシメオンとアンナが、イエスさまに会うことのできた日です。年をとった二人にとっては、とても幸せな日でした。聖書は、神さまを信じて生きる人たちに、大きな希望が与えられることを、私たちに語っています。

 新しい一年も、神さまにお委ねして、一歩一歩、歩んでいきたいと思います。神さまは若い人にも、年を重ねた人にも、豊かな祝福を備えてくださいます。どんなすてきなことを神さまが用意してくださっているのかを楽しみにしながら、神さまをほめたたえつつ歩んでいきましょう。


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