2023年6月16日金曜日

2023年6月11日

 2023年6月11日 聖霊降臨節第3主日礼拝説教要旨

「わがままばかりでごめんなさい」 小笠原純牧師

  ルカによる福音書 14:15-24節

 今日は花の日子どもの日で、ひさしぶりに子どもの教会との合同礼拝を行なうことができました。

 イエスさまは宴会を開く時に、人を招くのであれば、お返しをすることのできない人を招くのが良いと言われました。そうすれば神さまがむくいてくださるからです。そしてイエスさまは「大宴会」のたとえを話されました。ある人が盛大な宴会を開こうとして用意をしたけれども、招待していた人たちは、みな言い訳をして断ります。主人は怒って、貧しい人、体の不自由な人たちを招きます。それでもまだ席が埋まらないので、だれでもいいから連れてこいと、僕に言います。ただ以前招いた人は、もう二度と食事を共にするつもりはないと、主人は言いました。

 このたとえの主人というのは、神さまのことです。たとえを聞きながら、「神さま、そんなに怒らないでください」と思わないでもないわけですが、でも一生懸命に計画をして招いたのに、急に自分の都合だけで欠席だと言ってくるというのは、まあ腹の立つことだと思います。

 私たちも神さまから招きを受けているにも関わらず、その招きをないがしろにしているようなところがあります。「なんか面倒だ」「それは良いことかも知れないけれども、でもね。こっちの都合もあるわけだし」「畑を買ったので、いけません」「馬を買ったので、いけません」「羊を買ったので、いけません」「犬を買ったので、いけません」「買い物にいかなければならないので、いけません」「雨が降ったので、いけません」「あまりに天気が良いので、いけません」。

 しかしそうした自分勝手な私たちをそれでも招いてくださっている神さまがおられます。神さまから招かれているにも関わらず、わがままばかり言っている自分に気がつきたいと思います。神さまからいろいろな恵みをいただいているにも関わらず、それに気がつかないで、不平や不満を口にすることの多い自分に気がつきたいと思います。

 「わがままばかりでごめんさない」。そして正気に戻って、神さまに感謝するものでありたいと思います。神さまは私たちを愛してくださっています。私たちに命を与えてくださり、私たちに生きる力を与えてくださいます。神さまは私たちに良きものを備えてくださり、私たちが共に生きていく知恵を与えてくださいます。私たちがさみしいとき、私たちを慰めてくださいます。神さまが私たちともにいてくださいます。安心して、神さまにお委ねして歩んでいきましょう。


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