2020年7月1日水曜日

2020年6月21日

2020年6月21日 聖霊降臨節第4主日礼拝説教要旨
 「イエスさまを信じて、永遠の命を得る」 小笠原純牧師
   ヨハネによる福音書 3:22-36節
 ミュージシャンの竹内まりやは「幸せのものさし」という歌の中で、「隣の芝生が青く思えたら、この庭に花を植えればいい」と歌っています。「ああ、そうなんや」と思えますが、それでも隣の芝生が青くみえるのが気になるもので、やはり人と比べてしまうということがあるわけです。
 バプテスマのヨハネは、「自分はメシアではない」と言いました。自分は救い主ではない。それは自分の仕事ではない。人は神さまから与えられた役割を、感謝をもって行なっていく。救い主がこの世に来られるのであれば、それはとても嬉しいことであり、そして自分と比べられているイエスという人が、救い主であるのであれば、それはとてもうれしいことだ。わたしは花婿を迎える介添人のように、花婿のそばに立って、みんなと一緒に花婿が来たことを喜ぶだろう。わたしと比べられているイエスという人、あの人は特別な人である。そしてあの人は栄え、わたしは衰えなければならない。
 自分は役割を終え、自分は衰えていく。世間的に見ればそのことはさみしいことに思えるだろうし、「惨めだ」というふうに自分のことを見る人もいるかも知れない。しかしそうした人からの評価というのは、どうでも良いことだ。大切なのは、神さまが何をなさるのかということだと、バプテスマのヨハネは言います。
 神さまが何をなさるのかということが大切なことであり、神さまのご計画が進んでいくのだ。人からどのように評価を受けるのかということには、わたしはそんなに関心がない。神さまのみ旨に従って、私たちの世に来てくださった御子を信じて歩んでいく。イエス・キリストこそ、神の御子である。
 私たちにとって大切なことは、神さまが私たちを愛してくださっているということです。人の評価ではありません。私たちはイエス・キリストを信じて、そして永遠の命を受け継ぐ者として、神さまによって招かれている。神さまの大きな祝福のうちに歩んでいることに感謝して、安心して歩んでいきましょう。

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